Wi-FiモデルのiPadを、Wi-Fiスポット以外でネット接続をしたいなら、スマホのテザリング機能が便利です。
テザリング機能とは、外出先でもスマートフォンをアクセスポイント(親機)としてWi-Fi機能を持つ機器をネットに接続することができる機能ですが、この機能を使うには、キャリアによっては月額利用料がかかったり、申し込みが必要な場合があります。
料金改訂!各キャリアのテザリングへの対応
2018年4月から、3キャリア共にテザリングオプションへの対応が変わりました。
プランによっては、無料から有料へ改訂されたプランもあるので、ご注意ください。
NTTドコモ
現在のところ、テザリングはどのプランも無料で提供されています。
申し込み不要ですが、spモードへの加入が必須。
「@docomo.ne.jp」というアドレスを持っていれば、spモードへ加入しています。
30GB~100GBの「ウルトラパック」向けテザリングの2018年3月末までは、テザリング無料期間は2018年3月までの予定でしたが、期間延長中。
今後、有料(月額1000円)の可能性アリ。
プラン | 料金 | 申し込み | 無料期間 |
ウルトラパック | 1,000円 | 不要 | 期間延長 |
その他のプラン | 無料 |
au
データ定額1/2/3/5」や「カケホ(ケータイ)」などの料金プランにおいて、現在はテザリング機能を無料で提供。
プランによって有料のものもあります。申し込みは全てのプランで必要です。
20GB~30GBの「スーパーデジラ」は、無料期間終了後、月額1000円になる予定だったのを月額500円に改訂しました。
auピタットプラン・auフラットプランも無料期間を終了し、予定通り月額500円に改訂。
プラン | 料金 | 申し込み | 無料期間 |
auピタットプラン auフラットプラン20/30 データ定額20/30 ※受付終了 |
500円 | 必要 | 終了 |
データ定額1/2/3/5 ジュニアスマートフォンプラン カケホ(ケータイ) スーパーカケホ(ケータイ) VKプラン VKプランS VKプランM LTEプランS ※受付終了 |
無料 | ||
上記以外のデータ(パケット)定額サービス または料金プラン |
500円 |
ソフトバンク
「データ定額 5GB」「データ定額ミニ 1GB/2GB」「データ定額S(4Gケータイ)」ではテザリング機能を無料で利用できます。
「データ定額パック50GB」「データ定額 20GB/30GB」や、「家族データシェア 50GB/100GB」「法人データシェアギガパック(50)/(100)」では、テザリングは月額500円に設定されています。
それ以外のプランでは、2018年3月末まではテザリングを無料で利用できる。
すべての対象プランで、テザリングの利用には申し込みが必要。
20GB~30GBの「ギガモンスター」は、再延長していた無料期間を2018年3月31日で終了。
プラン | 料金 | 申し込み | 無料期間 |
データ定額パック50GB | 500円 | 必要 | |
データ定額 5GB データ定額ミニ 1GB/2GB データ定額S(4Gケータイ) |
無料 | ||
データ定額 20GB/30GB 家族データシェア 50GB/100GB 法人データシェアギガパック(50)/(100) |
500円 | 終了 |
|
上記以外のプラン | 500円 | 契約から2年間 |
ソフトバンク
テザリングの手続きはこちらから
Androidのテザリング設定
機種によって設定方法が違いますが、大筋の流れは大体同じ様な流れです。
【設定】→【無線とネットワーク】→【テザリング】→【Wi-Fiテザリングを設定】→【使いたい接続方法をONにする】
このあと、セキュリティ設定で【なし】から【WPA2 PSK】に変更、パスワードを設定します。 |
AndroidスマホとWi-Fi接続でテザリングする設定
iPadからAndroidスマホへWi-Fiでのテザリングを利用する場合、設定方法は、Wi-Fiスポットで接続する方法と同じになります。
【設定】→【Wi-Fi】→【Wi-FiをONにして無線LANをスキャン】→【確認したネットワーク名を選択】→【確認したパスワードを入力】 |
これで、Androidスマホを介してiPadがネットへWi-Fi接続できる様になりました。
接続できない場合は
Androidスマホの設定をチェック。
・iAndroidスマホのWi-Fiがオンになっているか
・iPadの接続したネットワークは合っているかネットワーク名の確認
・iPadで入力したパスワードは合っているか確認
どうしても原因が見つからなければ、Androidスマホの再起動、iPadの再起動を試してみましょう。
それでも接続できないならリセットしてもう一度設定をし直しましょう。
AndroidスマホとBluetooth接続でテザリングする
iPadからAndroidスマホへBluetoothのテザリングを利用する為の設定ですが、ペアリングをする事でBluetooth接続が完了となります。
【設定】→【Bluetooth】→【オンにする】→【Bluetoothペアリングの要求】→【ペアリング】 |
AndroidスマホとUSB接続でテザリングする設定
Androidスマホ側の接続の確認画面が表示された時「USBのみ」に設定でしていれば、iPadにケーブルを接続するだけ。
【iPadにケーブルを接続】 |
スマホのテザリングで、iPadの場所を選ばずにネットに接続できるのはうれしいですね。
ただし、使いすぎの通信制限には、注意しましょう。
特に高画質の動画を見る方は、通信量には気をつけましょう。
テザリングも色々
テザリングには、Wi-Fi、Bluetooth、USBと3種類の接続方法があり、それぞれに特徴があります。
Wi-Fiでテザリングする
一般的なテザリング方法。
バッテリーの消費量が早いですが、Bluetoothテザリングよりも通信速度が速い特徴があります。
テザリングが終わったら、どちらもテザリング機能をオフにしましょう。
そうしなければスマホのバッテリーがガンガン減っていきます。
Bluetoothでテザリングする
通信速度が一番遅い遅いですが、バッテリー持ちが良いという特徴があります。
Bluetoothイヤホンを使っている方なら、既に設定しているかも。
スマホ側のBluetooth機能をオンのままでも気にならないなら、iPad側を操作するだけですから接続も簡単になります。
USBでテザリングする
接続速度は一番速いですが、ケーブルが必要です。
外出先などで利用する場合、ケーブルが邪魔になるかも。
どの接続方法が良い?
特徴をまとめると、
通信速度
ケーブル>Wi-Fi>Bluetooth
手軽さ
Bluetooth>Wi-Fi>ケーブル
となります。
iPadのテザリングを利用する方は、外出先でのネットや動画、ゲームを利用する方が多いと予想されます。
そういう意味では、バランスのとれたWi-Fiがおすすめ。
Bluetoothだと動画はキツイかもしれません。