iPadがWi-Fiモデルなら、通信できるエリアがWi-Fiスポットと限られています。
分かってはいるのですが、「近くにWi-Fiスポットが見当たらない・・・」なんて時も。
この様な場合、iPoneのテザリングを利用すれば、Wi-FiモデルのiPadだって場所を問わずネットに接続する事ができます。
大変便利な機能ですが、このテザリングを使うには(iPhone側の)申し込みが必要であり、キャリアによって申し込みや料金の対応が違います。
今は無料でも、時期によっては有料に戻っているケースも考えられます。
まずは、「自分のテザリングはどうなっているか?」からのチェックです!
各キャリアのテザリングへの対応
3キャリア共にプランによって、テザリングオプションへの対応が異なります。
プランによっては、期限付きで無料もあるので、ご注意ください。
NTTドコモ
テザリングは申し込み不要ですが、spモードへの加入が必須。
「@docomo.ne.jp」というアドレスを持っていれば、spモードへ加入しています。
2014年6月から提供している新料金プランでは、テザリング機能を無料で提供。
ただし、2016年9月に提供を開始した月間20GBの「ウルトラデータLパック」と、月間30GBの「ウルトラデータLLパック」では、テザリングは月額1000円かかります。
これらの大容量プランでは、2018年3月末までは、テザリングを無料で利用できますが、2018年4月からは、事前に申し込んだユーザーがテザリングを利用できるようになり、定額として月額1000円がかかります。
プラン | 料金 | 申し込み | 無料期間 |
新料金プラン | 無料 | 不要 | |
ウルトラデータLパック(20GB) ウルトラデータLLパック(30GB) |
1,000円 | 不要 | 2018年3月末まで |
au
データ定額1/2/3/5」や「カケホ(ケータイ)」などの料金プランにおいて、現在はテザリング機能を無料で提供しています。
また、「auピタットプラン」「auフラットプラン20/30」ではテザリングが500円、大容量プランの「データ定額20/30」などについては、月額1000円かかりますが、2018年3月末まで無料になるキャンペーンを実施。
無料期間終了後は、自動的に通常料金がかかると案内しています。
これらのプラン以外では、テザリングは月額500円で契約でき、契約から2年間は無料になります。
テザリングを利用するには、全プランで申し込みが必要。
プラン | 料金 | 申し込み | 無料期間 |
auピタットプラン auフラットプラン20/30 |
500円 | 必要 | 2018年3月末まで |
ウルトラデータLパック(20GB) ウルトラデータLLパック(30GB) |
1,000円 | ||
データ定額1/2/3/5 シニアプラン ジュニアスマートフォンプラン カケホ(ケータイ) スーパーカケホ(ケータイ) VKプラン VKプランS VKプランM LTEプランS ※受付終了 |
無料 | ||
データ定額20/30
※受付終了 |
1,000円 | 2018年3月末まで | |
上記以外のプラン | 500円 | 契約から2年間 |
ソフトバンク
「データ定額 5GB」「データ定額ミニ 1GB/2GB」「データ定額S(4Gケータイ)」ではテザリング機能を無料で利用できます。
「データ定額パック50GB」「データ定額 20GB/30GB」や、「家族データシェア 50GB/100GB」「法人データシェアギガパック(50)/(100)」では、テザリングは月額500円に設定されています。
大容量プランの中で「データ定額パック50GB」は、最大2か月間無料、それ以外のプランでは、2018年3月末まではテザリングを無料で利用できる。
上記以外のプランでは、テザリングは月額500円で、加入から2年間は無料になっています。
すべての対象プランで、テザリングの利用には申し込みが必要。
プラン | 料金 | 申し込み | 無料期間 |
データ定額パック50GB | 500円 | 必要 | 最大2か月間無料(初回のみ) |
データ定額 5GB データ定額ミニ 1GB/2GB データ定額S(4Gケータイ) |
無料 | ||
データ定額 20GB/30GB 家族データシェア 50GB/100GB 法人データシェアギガパック(50)/(100) |
500円 | 2018年3月末まで | |
上記以外のプラン | 500円 | 契約から2年間 |
テザリングオプションに未加入の場合、iPhoneのテザリング設定途中で青字でインターネット共有を設定という項目が表示されているハズ。
そちらから手続きが可能ですから、My SoftBankから申し込みしましょう。。
【設定】→【インターネット共有】】→【インターネット共有を設定】→【Webに移動】→【My SoftBankから申し込み】 |
テザリングも色々
テザリングには、Wi-Fi、Bluetooth、USBと3種類の接続方法があり、それぞれに特徴があります。
Wi-Fiでテザリングする
一般的なテザリング方法。
バッテリーの消費量が早いですが、Bluetoothテザリングよりも通信速度が速い特徴があります。
テザリングが終わったら、どちらもテザリング機能をオフにしましょう。
そうしなければiPhoneのバッテリーがガンガン減っていきます。
Bluetoothでテザリングする
通信速度が一番遅い遅いですが、バッテリー持ちが良いという特徴があります。
Bluetoothイヤホンを使っている方なら、既に設定しているかも。
iPhone側のBluetooth機能をオンのままでも気にならないなら、iPad側を操作するだけですから接続も簡単になります。
USBでテザリングする
接続速度は一番速いですが、ケーブルが必要です。
外出先などで利用する場合、ケーブルが邪魔になるかも。
どの接続方法が良い?
特徴をまとめると、
通信速度
ケーブル>Wi-Fi>Bluetooth
手軽さ
Bluetooth>Wi-Fi>ケーブル
となります。
iPadのテザリングを利用する方は、外出先でのネットや動画、ゲームを利用する方が多いと予想されます。
そういう意味では、バランスのとれたWi-Fiがおすすめ。
Bluetoothだと動画はキツイかもしれません。
利用する接続方法にメドがたてば、いよいよテザリングの設定に入っていきます。
iPhoneのテザリング設定
まずは、iPhoneの設定から。
Wi-Fi、Bluetooth、USB接続のどのテザリングを利用するにせよ、インターネットの共有をオンにする必要があります。
また、テザリング機能を利用可能なiPhoneは、iPhone 5以降のiPhoneのみ。
それ以前のiPhoneは利用することはできません。
【設定】→【インターネット共有】】→【インターネット共有をオン】→【(接続したい方法)をオンにする】 |
このあと、Wi-Fi接続設定に必要な「パスワード」を確認。
こちらは元々のものを使うか、独自のパスワードを設定してください。
iPadとWi-Fi接続でテザリングする設定
iPadからiPhoneへWi-Fiでのテザリングを利用する場合、設定方法は、Wi-Fiスポットで接続する方法と同じになります。
【設定】→【Wi-Fi】→【Wi-FiをONにして無線LANをスキャン】→【確認したネットワーク名を選択】→【確認したパスワードを入力】 |
これで、iPhoneを介してiPadがネットへWi-Fi接続できる様になりました。
接続できない場合は
iPhoneの設定をチェック。
・iPhoneのWi-Fiがオンになっているか
・iPadの接続したネットワークは合っているかネットワーク名の確認
・iPadで入力したパスワードは合っているか確認
どうしても原因が見つからなければ、iPhoneの再起動、iPadの再起動を試してみましょう。
それでも接続できないならリセットしてもう一度設定をし直しましょう。
iPadとBluetooth接続でテザリングする
iPadからiPhoneへBluetoothのテザリングを利用する為の設定ですが、ペアリングをする事でBluetooth接続が完了となります。
【設定】→【Bluetooth】→【オンにする】→【Bluetoothペアリングの要求】→【ペアリング】 |
iPadとUSB接続でテザリングする設定
iPhone側の接続の確認画面が表示された時「USBのみ」に設定でしていれば、iPadにケーブルを接続するだけ。
【iPadにケーブルを接続】 |
iPadのWi-Fiモデルを持っていて、「どこでもネットにつなぎたい!」という欲望が出てきたら、わざわざ+Cellularモデルに買い換えるのではなく、テザリングを利用してみては。
ただ通信制限になうとテザリングをしていなくても普段使っているiPhoneの通信が遅くなるわけですから、一気に不便になるので注意が必要です。
もし、どうしても通信制限が気になるようでしたら、WiMAXを利用するのも便利でいいですよ!