
iPadにあるLINEなどのアプリや写真なのデータを移行するにはiTunesかiCloudを利用して行います。
どちらも手順さえしっかり踏めばスムーズにできる作業ですから、お好みで利用すれば良いのですが、もしどちらも利用できるなら音楽や動画のデータをたくさん持っている方ならiTunesをおすすめします。
それでは、データを新型のiPadに移行する方法を見ていきましょう。
データを移行する前に注意すべきこと
データ移行先が新しいiPadやiTunes、パソコンのいずれにせよ操作が完了するまでに、20分以上かかる場合があります。
また、データ移行には、iTunesかiCloudが必要となり、 それぞれに以下のような特徴があります。
iTunesを利用する場合
パソコンが無いとできないiTunesでのデータ移行ですが、全てのデータをバックアップできるので新しいiPadでも同じ状態で利用できるメリットがあります。
ただし、iPad とパソコンを接続した際、自動的に同期することがあり、これによりデータが消える、重複するなどの不具合がある恐れも。
自動同期は予め停止しておきましょう。
また、バージョンも最新の状態にしておくことをお忘れなく。
自動同期を停止する
「iTunesを起動」→「iTunesの左上にあるマークをクリック」→「設定」→「デバイス」→「iPod、iPhone、およびiPadを自動的に同期しない」のチェック状態を確認 |
iCloudを利用する場合
自動でバックアップするので手間要らずのiCloud。
無料でバックアップできる容量は5GBであり、バックアップできる項目は限られます。
音楽や動画のデータはバックアップされません。
※音楽や動画のバックアップについても説明しています。
新しいiPadへデータを移行する方法
データ移行の流れとしては、iTunesやiCloudを利用してまずはバックアップ、そして新型のiPadへ復元するという作業になります。
つまり、バックアップしたデータを別のiPadへ復元する事で、データを移行することができます。
iTunesを利用する場合
バックアップをした後、新しいiPadの初期設定(アクティベーション)を終えた後、iCloudバックアップから復元をします。
1.パソコンへバックアップする
現在使っているiPadとパソコンをUSBケ-プルで接続すると自動的にiTunesが起動します。
iTunes画面左上のiPadマークを選択→「今すぐバックアップ」を選択 |
これでiPadのデータがPCへ保存されました。
2.新しいiPadへデータを復元する(移行)
PCへ保存されたデータを新しいiPadへ移します。
新しいiPadとパソコンをUSBケ-プルで接続しましょう。
初期設定(アクティベーション)の作業を終えておくことをおすすめします。
Windowsの方 (初期設定)→「新しいiPadへようこそ」→「iTunes画面左上のマーク」を選択→「このバックアップから復元」→「戻したいバックアップデータ」→「続ける」→「復元中」→「復元完了後iPadが再起動」 Macの場合 |
iCloudを利用する場合
バックアップをした後、初期設定(アクティベーション)操作中にiCloudバックアップから復元をします。
1.iCloudへバックアップする
iPadのホ-ム画面から「設定」を選択します。 「iCloud」→「バックアップ」→「今すぐバックアップを作成」→バックアップ完了 |
2.新しいiPadへデータを復元する(移行)
初期設定画面で[ホ-ムボタン]を押す→「日本語」→「日本」→「キーボード選択」→「次へ」→「利用するWi-Fiネットワ-ク」→パスワードを入力」→「接続」→「位置情報サ-ビスのオン/オフ」→「TouchID(指紋認証)を設定する」→「パスコードを作成する」→「iCloudバックアップから復元」→「AppleIDとバスワードを入力」→「次へ」→「利用規約「同意する」→「バックアップするデータ」→「続ける」→「次へ」→「WaⅡetであとで設定」→「設定完了」 |
これらの作業はあくまで、旧iPadから新iPadへのデータ移行の作業過程です。
この時に行う復元作業と普通に復元したい場合の作業とは少し異なるので注意してください。
iCloudは音楽や動画の移行
iCloudを利用してデータ移行する場合、容量が5GBしかないでは容量の大きい音楽や動画のデータ移行はどうなるのでしょうか。
まず、iCloudのバックアップには音楽や動画は含まれず、全部の音楽や動画を移すには iTunesを利用しなればできません。
ただし、iTunes で買った曲であれば、無料で再ダウンロードが可能ですので改めて入れ直してください。
この作業が面倒ならiCloud Driveを利用してみては?
iCloudと違い保存したいデータを、自分で選択して保存するといった使い方ができるので音楽や動画もOK。
あくまで手動ではありますが、再ダウンロードの手間はありません。
もし、沢山の音楽や動画を持っているのであれば、無料で利用できる容量は5GBですから足りないかもしれません。
そんな時は、容量を購入します。
50GBで月に130円ですから、そうも負担にならないのでは。
iCloud Driveの利用方法
iPhoneで「iCloud Drive」の設定を有効にします。
次に、iPhoneの「設定」→「iCloud」→「iCloud Drive」と進みましょう。 iCloudにサインインしていない場合は、iCloudの設定画面で「Apple ID」と「パスワード」でサインインします。 この「iCloud Drive」をオンにすると、iCloud Driveの設定が可能となります。 |
AndroidタブレットからiPadへのデータ移行方法
データ移行には、アップルが提供するデータ移行アプリである「Move to iOS」を利用します。
データ移行できるデータは、連絡先やメッセージ(SMS)、写真・動画、ブラウザのブックマーク、Googleアカウント、カレンダーなど。
大まかな作業の流れのイメージとしては、同じWi-FiにAndroidタブレットとiPadを接続した後、Androidタブレットの作業、引き続きiPadの作業となります。
では順に追って見ていきましょう。
1.Androidタブレットの作業①
まずは、Wi-Fiに接続します。
Google Playから「Move to iOS」アプリをインストール。
「アプリを起動→「(iOSに移行)続ける」→「(利用規約)同意する」→「コードを検索画面」 |
ここまでの作業を終えたら、一旦終了。待機してiPadの作業に移ります。
2.iPadの作業①
Androidタブレットでアプリをインストールする前に同じWi-Fiに接続しておきましょう。
iPadは初期設定の状態にしておき、初期設定中の「Appとデータ」という項目まで進めます。
「初期設定(途中)」→「(Appとデータ)Androidからデータを移行」→「10桁のコードが表示される」 |
この10桁のコードをAndroidタブレットへ入力します。
3.Androidタブレットの作業②
先程、コード検索の画面で一旦終了しました。
ここから引き続き作業を進めていきます。
「次へ」→「10桁のコードを入力」→「iPadに接続中」→「データを転送」→「次へ」→「iOSへ移行」→「転送が完了しました」 |
4.iPadの作業②
同時にiPadでも、Android端末からデータが転送されます。
転送完了後、残っている初期設定をしてしまいましょう。 |