iPadで4K動画を再生・撮影はできるのか

Youtube、Netflixなどの動画配信サイトで4Kの動画も増えてきました。
4Kともなれば高精細で鮮明な映像表現ができ、よりキレイな動画を再生できます。
しかし、4K対応の動画とiPadでなければ、真の実力を発揮しません。

ではiPadは、どれくらいキレイに再生できるのでしょうか。

iPadで4Kの動画は再生できるのか

ここでは解像度に注目していきます。

テレビ放送やネットで配信されているような4K動画の解像度は3840×2160ピクセル
これに対して、iPadの各モデルのディスプレイの場合は

  12.9インチ
iPad Pro
10.9インチ
iPad Pro
iPad iPad mini4
解像度 2732×2048 2224×1668 2048×1536 2048×1536

となっています。

こう見ると12.9インチのiPad Proでも、解像度が2732×2048ピクセルと足りない事が分かります。
つまり、どのモデルのiPadでも、4K画質の動画を完全に再現できません。
それでも、現在主流のフルハイビジョンで解像度は1920×1080ピクセルですから、これよりも高精細で鮮明な映像を見ることは可能です。

12.9インチのiPad Proだとより4Kに近い高画質の動画を再生できますね。

HDR(ハイダイナミックレンジ)に注目

より高画質で見るための重要なポイントがもう一つ。

「HDR(ハイダイナミックレンジ)」という、従来より広い明るさの幅を表現できる表示技術です。

この技術により、より自然でリアルな描写が可能になりました。

実は、解像度を上げて高解像度化するよりも、HDR化した方が高画質に表現できると考える人も多いほど、その効果は大変おおきいのです。

写真撮影にもこの機能があるので、知らずのうちに使っている人も多いのではないでしょうか。
ただ、現行のiPadの中でHDR動画の再生ができるのは、2017年のiPad Proだけ。

4K動画を楽しむには

4K画質の動画を楽しむには、動画とiPadのどちらとも4K対応である必要があります。
となると、残念ながら現行のiPadでは完全な4K動画を表現できません。
それでも解像度が高いiPad Proなら、さほど差もなく楽しめます。

高画質を求めるなら、4K動画というよりHDR動画であれば、鮮明に映ります。
ただし、これも動画とiPadのどちらもHDRに対応である必要があります。

動画配信サービスで言えば、 NetflixやAmazonプライムビデオでの4K動画の配信はiPadには対応していません。HDRには対応のしています。
iPadユーザーならiTunesも使っているはずなのでStoreでもHDR対応のビデオを購入・レンタルもできます。

Youtubeでは4K動画を再生はできるものの、iPadでは完全に再現できません。

いずれにしても、高画質でHDRに対応しているiPadはProだけですから、よりキレイな画質を求めるなら、iPad Proの選択になります。

高画質動画を楽しむときの注意

例えば、解像度が1920×1080ピクセルのフルハイビジョンのディスプレイで4Kを見ても、フルハイビジョン分の画質でしかありません。
これだとデータ通信量をいたずらに消費しているだけ。
逆に12.9インチのiPad Proで解像度の低い解像度の動画だとぼやっとしています。

他にも、4Kを楽しむ条件として、最新バージョンのiOSである事、高速インターネット回線である事などがあげられます。
これらの条件が揃って、はじめて真の4Kが楽しめます。
そういう意味では、iPadでは真の4Kが楽しめません。

それでもiPad Pro(2017)なら、高画質であり、HDR再生にも対応しているので4Kに迫る画像で再生可能です。

iPadで4kの動画は撮影できるのか

iPadで4K動画の再生について分かったので、今度は4Kを撮る場合を見ていきたいと思います。

12.9インチ
iPad Pro
10.9インチ
iPad Pro
iPad iPad mini4
4K HDビデオ撮影
(3,840 x 2,160)
4K HDビデオ撮影
(3,840 x 2,160)
1080p HDビデオ撮影
(1920×1080)
1080p HDビデオ撮影
(1920×1080)

現行のiPadでは、iPad Proが4K(3,840 x 2,160)のビデオ撮影が可能。
ただ、HDR撮影はできません。

4Kビデオ撮影・編集方法

ビデオ撮影から4k/30fpsを選択。
カメラアプリで、シャッターボタンの横に4Kと表示されていれば、後は動画を撮影するだけです。

一方、編集も簡単。
iPadでの編集ソフトでまず思いつくのは、iMovieではないでしょうか。
これを使ってiPadで4K編集が可能なのは、iPad Air 2、iPad Proのみ。
新規プロジェクトを作るとタイムラインが表示されるので、撮影した動画を設置していえば編集できます。

ただ気を付けたいのは、他のデバイスで撮影した4K動画。

iPadにはLightningコネクタしかないので、「Lightning – USB3カメラアダプタ」などのアクセサリーも必要です。
また、iPadはMPEG-4とH.264、Motion JPEG形式の動画再生、拡張子はmov、mp4、m4vに限られるので注意しましょう。

ディスプレイに出力する

ここでお気づきの方もいるでしょう。
4K動画を撮影しても、iPad Proのディスプレイの解像度でも表現しきれません。
こうなると「4K対応のディスプレイにつないで見る」という方法も考えられます。

現行のLightning Digital AVアダプタでは、解像度は最大1080p(1920×1080)止まり。
これでは、4K出力に対応しません。
しかし、次世代のiPad Proでは4K出力に対応したUSB-Cが搭載されるのではと予想されています。

ただ、iPad Proでの再生でも十分キレイだというのが個人的感想です。

まとめ

残念ながら現行のモデルでは、4K動画を視聴する解像度が足りません。
それでも、iPadやiPad mini4でもフルハイビジョン以上のキレイな画像を視聴できます。これもRetinaディスプレイならでは。
さらにiPad Pro(2017)であれば、HDRにも対応しているので、よりキレイな画像を視聴できます。

現在の最新iPhoneでは、RetinaディスプレイからSuper Retina HDディスプレイに進化しています。
そのうちにiPadには、Super Retina 4Kディスプレイが採用されるのではと予想されます。

2018年12月からは、BSチャネルでも4K放送が開始され、4Kがより身近なものに。
この流れからiPadで4Kが視聴できる日も近いのかもしれません。