動画はどうしてもデータ通信量がかかってしまうもの。
しかし、iPadに保存できれば通信パケットの節約にもなります。また、オフラインで動画を見れれば、Wi-Fiに頼る必要もなくなるので便利です。
ただ、動画タイプを保存するといっても、どのタイプの動画を保存するかで、保存方法も大きく変わります。
撮影した動画、映画のDVD、YouTubeなど、どのタイプの動画を保存したいですか?
iPadで動画を保存する方法
色々な方法があると思いますが、大きく分けると3つの方法があります。
iPadに動画を保存する方法
- 動画ダウンロードサイトを使う
- アプリを使う
- デバイスからの転送
Youtubeやニコニコ動画など動画共有サービスの動画の場合は、「ダウンロード支援サイト」「アプリ」を使う方法が向いており、DVDや撮影・編集した動画は「デバイスから直接転送する」方法が向いています。
それでは、具体的な保存方法をみていきましょう。
動画ダウンロードサイトを使う
Youtubeの動画を保存したい人も多いのではないでしょうか。
サクッと手軽にダウンロード・保存するには、動画ダウンロードサイトが便利です。

動画ダウンロードサイトとは、Web上で動画をダウンロード・保存してくれるサイト。
インストール不要で、iPadのメモリも節約できるメリットがあります。
ただ、Youtubeはできるけどニコニコ動画はできないなどサイトによって対応は違い、ダウンロードできない動画も出てくる事があるので万能とは言えません。
数ある動画ダウンロードサイトの中でのオススメは、「onlinevideoconverter」と「FLVTO」。
どちらも直接iPadへ保存できます。
動画ダウンロードサイトを使う前に
これから紹介する動画ダウンロードサイトは、「Documents」アプリ(無料)を利用しないと保存できません。
前もってインストールしておきましょう。
広告に注意!
この手のサイトは広告が表示されます。
海外サイトがほとんどですから、訳が分からずタップしてしまう事も。
慣れないうちは、 切り替わる広告に注意してください。
指定されたボタン以外はタップしないようにしましょう。
onlinevideoconverter
有名な動画ダウンロードサイト。
ニコニコ動画には対応していませんが、YouTube、Youkuなどの海外動画サイトに幅広く対応しています。
会員登録もなく、ダウンロードもアドレスを入力するだけと使いやすさバツグン。
iPadへの保存方法
- 「動画のリンク/URLの変換」を選択
- 保存したい動画のURLを入力
- ファイル形式(ここではmp4がオススメ)を選択スタート
- 「DOWNLOAD」を長押しで「コピー」
- 「Documents」アプリを起動
- 右下にあるコンパスのアイコンを選択
- コピーしたリンクを選択
- ファイルの名前と保存先を選択
- 完了
FLVTO
onlinevideoconverterでダウンロードできなかった動画もダウンロードできることが多い。
ただ、ダウンロード中に新しい広告ページに飛んだりとまぎらわしいのがデメリット。
onlinevideoconverterが使えない時に利用するといいでしょう。
iPadへの保存方法
- 保存したい動画のURLを入力
- 「化す」を選択
- 100%になるまで広告ページを消す
- 「ダウンロード」を長押しで「コピー」
- 「Documents」アプリを起動
- 右下にあるコンパスのアイコンを選択
- コピーしたリンクを選択
- ファイルの名前と保存先を選択
- 完了
アプリを使って保存する
「海外サイトはチョット抵抗がある・・・」という人は、こちらの保存方法になります。
ただ、AppStoreが動画ダウンロードアプリを認めていません。その為、入れ替わりが激しく、安定して使い続けることは難しいので、あまりオススメできません。
ちなみに、有名なアプリと言えば、ClipboxとMediatapです。
Clipboxは仕様が変更され、「Clipbox+ for iPad」となり再度登場しましたが、使い勝手が悪くなり、Mediatapは削除されたまま。
他の新しいアプリも、出ては消え、出ては消えの繰り返し。以前とくらべても非常に少なくなりました。
今あるダウンロードアプリも、いづれは削除される可能性があるので、それを踏まえて使ってください。
安心・安全にYoutubeへダウンロードする方法
Youtubeへダウンロードする時に「この動画をダウンロードして大丈夫なのか?」と思う事はありませんか?
YouTube動画のダウンロードは違法とは限らないのですが、利用規約違反なのでグレーゾーンではあります。なので、気になる人もいるでしょう。
もし、「YouTubeを堂々とダウンロードしたい」「安心・安全で使いたい」なら、YouTube Premium。
ザックリ言ってしまえば、「月額料金を払えば、自由にダウンロードしてもいいですよ」というサービス。
月額1,550円で
- iPadへダウンロードして保存、オフライン再生ができる
- バックグラウンドで再生ができる
- 広告なくなる
- オリジナル作品が視聴できる
など利用できます。
ちなみに、動画のダウンロード数に上限はありません。
お金はかかりますが、これで心配になりながらダウンロードする必要がなくなります。
出費が発生してでも、安心・安全の方が良いという人には、お試しください。
デバイスからの転送
取り込んだDVDやビデオなどの動画をパソコンやビデオ、iPhoneからiPadに転送する方法です。
パソコンからiPadへ保存する
パソコンの動画やDVDをiPadで見るには、iTunesを使うのが一般的です。
流れとしては、パソコンのiTunesに動画を入れてiPadを同期させる方法です。
- iTunesを起動
- iTunesに動画ファイルを追加
- パソコンとiPadを同期させる
AirDropを利用して保存する
iPhoneで撮った動画をiPadへ保存したい場合は、「AirDrop」機能を使えば簡単です。
「AirDrop」機能が有効でない場合は、有効にしておきましょう。
- 画面下部から上にスワイプしてコントロールセンターを表示
- 左上にあるAirDropをタップ
- 「連絡先のみ」か「すべての人」を選択
AirDropのボタンがない場合
iOSのバージョンによっては、コントロールセンターを表示しても、AirDropのボタンがない時もあります。
そんな場合、
「左上にあるWiFi/モバイルデータ通信/Bluetoothいずれかのボタンをを強めに長押し。」
これで表示されます。
デジカメ・ビデオカメラからiPadへ保存する
Wi-Fi機能搭載のカメラであれば、ワイヤレスで転送可能ですから、説明書を参考にしてください。
ここでは一般的な、デジカメ・ビデオカメラをiPadに直接つないで転送する方法を紹介します。
動画を転送するのに気をつけたいのは、ハイビジョン映像の動画は基本的にAVCHD形式なのでiPadには未対応だということ。
あらかじめ撮影前にMP4動画で撮るように設定しておきましょう。
保存ついては、パソコンがある・なしで、色々な方法があると思います。
パソコンがある場合
一旦、パソコンに取り込んでからiTunes経由でiPadへ転送するのが確実です。
方法は、「パソコンからiPadへ転送する」やり方と同じ。
パソコンがない場合
iPadのアクセサリを使って直接転送する方法が考えられます。
ただし、iPadは、DCIMフォルダに保存されたMP4しか再生できません。ですから、動画がDCIMフォルダには保存されないタイプのビデオカメラは、直接転送は不可能となります。
デジカメならSDメモリーを使っての直接転送も可能です。
iPadのアクセサリであるLightning – USBカメラリーダーを利用しましょう。
安心・安全に動画をダウンロード・保存できる動画サービス
先ほど、YouTube Premiumのお話をしましたが、有料なら他にも安心・安全に保存できる動画サービスがあります。
放送後でも話題になったドラマやバラエティをイッキ見ることもできるので便利です。
動画の中には、権利の問題でダウンロードができないものもありますが、ダウンロードが可能であれば簡単に保存できるので、手軽にオフラインでも楽しめます。
利用する場合は、iOSとアプリのバージョンには注意しましょう。
HULU
作品紹介の横にダウンロードボタンが表示されているのでタップする
設定で画質の設定や自動削除ができる
1アカウントにつき25本
Netflix
作品紹介の横にダウンロードボタンが表示されているのでタップする
ダウンロードできる本数は、1デバイスにつき100本
ダウンロードできるデバイス数は、契約している視聴プランによって1台(ベーシックプラン)、2台(スタンダードプラン)または4台(プレミアムプラン)に制限されます。
U-NEXT
作品紹介の下にあるダウンロードボタンをタップする
動画のダウンロード数に上限なし
まとめ
iPadへのいくつかの保存方法を見てきました。
パソコンのiTunes経由や有料動画配信サイトであれば、そう問題はないのですが、パソコンがないと少しハードルが上がります。
ファイル形式と保存するフォルダには注意してください。
通信環境さえあれば、いつでもどこでも楽しめるのがiPad。しかし、モバイルデータ通信で動画を再生していると、大量のパケットを消費してしまい、あっという間に通信制限がかかります。
モバイルデータ通信でダウンロードしてしまうと、結局大量のパケットを消費してしまうので意味がありません。
動画をダウンロードする時も、できるだけWi-Fiを使いましょう。