前シリーズであるiPad mini4から4年間の沈黙を破り、シリーズの新型iPad mini5が発売されました。
公式サイトをみてみると、ナンバリングが消えiPad mini5ではなく新型iPad miniという名称であることから、生まれ変わったiPadを期待させます。
そこで、iPad mini4と比較して、どのように変わったかなど新型iPad miniをみていきましょう。
新型iPad miniのここがスゴイ
iPad mini4からなかなか次の発売がなかったminiシリーズ。
うわさでは、「第6世代のiPadが廉価版で発売されたことから、miniもそうなるのでは」と予想されていました。しかし、実際は大きく進化しました。
その中で特に特に注目したいのが、ディスプレイとチップ。
つまり、よりキレイに鮮明に、性能が大幅に向上したと言う訳です。
また、今までは使えなかったAppleペンシルが使えるようになりました。
以前のシリーズと比較すると単なる後継機としての扱いではないくらいのリニューアルです。
iPad mini5ではない!iPad mini4との比較
それでは、前モデルであるiPad mini4と比較して、どのように変わったのか掘り下げてみていきましょう。
本体について
新型 iPad mini | iPad mini4 | ||
サイズ | 203.2mm×134.8mm×6.1mm | ||
重量 | Wi-Fiモデル | 300.5g | 298.8g |
Wi-Fi + Cellularモデル | 308.2g | 304g |
iPad miniといえば、iPadシリーズの中では最小モデル。そのサイズや重さも気になるところです。
比較すると多少重くはなったものの、サイズは全く同じ。
新型のiPad Proではなくなったホームボタンも以前と同様にあるので、持ち運び感覚については、ほぼ同じと言っていいです。
こうなると前モデルのiPad miniユーザーなら、「ケースがそのまま使える!」と思ったのでは。
iPad mini4から使えるiPad mini Smart Coverはそのまま使えます。 しかし、残念ながら、今までのケースが使えません!
カメラの位置が微妙にズレていてぶつかるとの報告があり。ですから、ケース選びは慎重に行いましょう。
ディスプレイ
新型 iPad mini | iPad mini4 | |
ディスプレイ | Retinaディスプレイ 9.7インチ |
|
解像度 | 2,048 x 1,536ピクセル 326ppi |
|
その他 | 広色域ディスプレイ(P3) True Toneディスプレイ |
– |
ディスプレイの大きさと解像度も同じ。
「えっ」と思ったかもしれませんが、広色域ディスプレイ(P3)とTrue Toneと進化しています。
広色域ディスプレイ(P3)・・・広い色域で映像を表現できる
True Tone・・・環境に合わせてホワイトバランスが自動で調整する
これにより、iPad mini4と比較しても発色が非常に良いです。
性能が大幅アップ
新型 iPad mini | iPad mini4 | |
チップ | A12 Bionicチップ ニューラルエンジン |
A8 2コア 1.5GHz |
iPadの性能を大きく左右するチップ。
さすがに4年も経つとCPUは、A8XからA12にパワーアップ。
iPad Proに次ぐ高性能チップであり、3倍は高速化したとも言われます。
このくらい進化すると、処理性能もかなり高く、あらゆる種類のアプリも思いのまま。
複数のアプリも同時にサクサク動かせますね。
アクセサリー
前モデルでは使えなかったApple Pencil(第一世代)にも対応したのも大きな違いです。
第二世代のようにワイヤレス充電やダブルタップによるツールの切り替えはできませんが、より楽しい使い方ができるようになりました。
本格的な絵を描くまではいきませんが、ちょっとしたスケッチやメモに使えそうです。
価格
ディスプレイ | 通信機能 | 容量 | 価格 | |
iPad mini | 7.9インチ | Wi-Fi | 64GB | \45,800 |
256GB | \62,800 | |||
Wi-Fi + Cellulaモデル | 64GB | \60,800 | ||
256GB | \77,800 |
新型iPad miniが発売されるまで、iPad mini 4は128GBのWi-Fiモデルが45,800円で発売されていました。
これが、64GBで同じ値段ですから、値上がりしました。しかし、スペックが大幅に向上した事を考えれば、コスパ的にもお得だと思います。
買うならどのモデルがオススメか
iPad miniを外へ持ち歩くユーザーも多いと思います。
そこで迷うのが、Wi-Fiモデルか、Wi-Fi + Cellularモデルか。
どこでも通信したいならWi-Fi + Cellularモデルになりますが、月額の通信料金がかかります。
しかし、余裕があるなら、Wi-Fi + Cellularモデルをオススメします。
なぜ Cellularモデル?
実は、この2つの違いは、「Wi-Fiに頼らず通信ができるかどうか」だけではありません。
これより重要な違いが「GPSが付いているかいないか。」
当然、GPSが搭載されていれば正確な位置情報が分かります。
これは、地図を利用したナビに大活躍し、地図をよく利用する人、旅行をよく行く人には重宝される機能です。
あと、 海外旅行によく行く人にも便利ですね。
「海外じゃ通信できないのでは・・・」と思うかもしれませんが、Googleマップはオフラインでも利用できるので安心です。
GPSはスマホでも利用できますが、iPad miniの方が地図は見やすく、周りの状況が分かりやすいので重宝します。
このようにオフラインでも使えますから、使い方によっては、通信契約をしなくても、あえてWi-Fi + Cellularモデルという選択肢もアリではないでしょうか。
ちなみに、GPSあり・なしの価格差は15,000円。外付けのGPSも同じくらいはします。
ただ、相性もありますし、外付けだとかさばる事を考えればはじめからWi-Fi + Cellularモデルが使いやすいです。
どのようなユーザーなら買いなのか
ここまでを踏まえると、高スペックながらiPadシリーズの中では比較的にお求めやすく、コスパ面にも優れたiPadです。
電子書籍を読むのにもちょうどいいサイズ感で、外でも本体を読みたいユーザーにはオススメです。
また、ゲームで遊ぶユーザーにも人気のサイズで、 高性能チップにより性能も十分ですから、ゲーミングタブレットとしてもピッタリですね。
iPad miniを持っていて、なかなか買い替えが進まなかったかったユーザーもこれで安心して買い替えが出来ます。
こんな人にオススメ!
手軽に持ち歩きたい
地図をよく利用するけ
スケッチなどペンシルを使いたい
動画・漫画を楽しみたい
ゲームを楽しみたい
iPadminiから乗り換え
まとめ
7.9インチといえば、持ち歩くには大きすぎず、小さすぎずの人気の高いサイズです。
今回、iPadmini4から実に4年経ってからの登場であり、待ちに待ったユーザーにも満足いく仕上がりになりました。
iPadminiユーザーには、購入後に「GPSがついていないで不便だ」という声も意外に多いので、これから購入予定の方は、どのように利用するかをイメージしてからモデルを選んでみてはいかがでしょうか。