AIアシスタント「Siri」が内蔵されたAppleのスマートスピーカー「HomePod」が米国で2月9日発売が決定されました。
ただし!2月9日の時点ではアメリカ、イギリス、オーストラリア限定で発売される予定であり、日本での発売はまだ未定となっています。
この先、日本でも発売されるでしょうから、iPadとの連動性など、その気になる詳細を見ていきましょう。
HomePodについて
まずは、気になる中身について。
見た感じは、全体をメッシュに包まれた円柱状のスピーカーです。
HomePod:https://www.apple.com/homepod/
カラー:スペースグレイ/ホワイト
価格:350ドル(約3万8000円)
その他の仕様
大きさ:高さ172mm、直径142mm
重さ:約2.5kg
無線規格:802.11ac WiFi、Bluetooth 5.0
なお、バッテリーは内蔵せず、AC電源で駆動。
HomePodで何ができるか?
HomePodはスマートスピーカーというものです。
AIアシスタント「Siri」が内蔵されていて、基本的には音声で操作する形になります。
「ヘイ!Siri、今日の天気は?」などiPadで使ったことがある人も多いのではないでしょうか。
あの感覚に似ています。
「だったら、iPadがあるから・・・」と思う方もいるでしょう。
では、HomePodで何ができるかと言えば・・・
- 天気予報やニュースの確認
- Apple Musicの操作
- 対応の照明や空調などスマート家電の操作
- メッセージアプリからメッセージを送信
- iPhoneに掛かってきた電話を転送し、HomePodで通話
- タイマーやリマインダーの設定
この様に、スマートスピーカーの基本機能はひと通り抑えられています。
更に今後は他社のアプリも使えるようになり、どんどん利用できることが増えていきます。
ちなみに、利用できるスマート家電は、HomeKit対応の家電で、現在利用出来るのはこちら。
AppleStore:すべてのアクセサリ
他社のスマートスピーカーとの違い
できる事を見てみると、ほぼ他社のスマートスピーカーでも出来てしまいます。
強いて言えば、iPhoneに掛かってきた電話が転送できて、HomePodで通話出来るのは大きいかも。
ただ、この機能も今後他社のスマートスピーカーでもできるようになると思います。
では、決定的な違いは何なのか?
これは音質です。
7つのツイーター(高音用スピーカー)と大型のウーファー(低音用スピーカー)を搭載し、特定の方向に音を送信して聞こえやすくするビームフォーミングやエコーキャンセルにも対応。
これだけでも、 普通の普通のワイヤレススピーカーとしてもかなりの高性能。
更に、空間認識によってHomePodの置き場所を把握し、部屋にあわせた最適なサウンドを届ける機能まで備えています。
これからワイヤレススピーカーを購入予定の方は、これを買ってもいいんじゃないかと思えるくらいです。
弱点は値段が高い事。
標準モデルで比較すれば、Amazon Echoで11,980円、GoogleHomeで15,120円ですから、HomePodは倍くらいはするわけです。
使えるiPadは
iPad ProやiPad Airでは初代以降、iPad miniは2以降で利用可能。
- 12.9-inch iPad Pro
- 10.5-inch iPad Pro
- 9.7-inch iPad Pro
- iPad (5th generation)
- iPad Air 2
- iPad Air
- iPad mini 4
- iPad mini 3
- iPad mini 2
いずれも利用するには、1月24日(日本時間)に配信されたiOS 11.2.5にアップデートする必要がります。
これより古いiPadでは使えないので注意しましょう。
HomePodがオススメな人
HomePodの特徴から、音声好きには持って来いのスマートスピーカーです。
SiriがApple Musicのデーターベースを把握しているので、アーティスト名や曲名を言えば、再生してくれます。
もともとiPadを利用してBluetoothスピーカーを利用していた方なら、HomePodを利用する事でより快適に使えるようになるでしょう。
まとめ
スマートスピーカーの特徴は各メーカーによって違いますが、Appleのスマートスピーカー「HomePod」の場合は、音楽を楽しむ事を重視したスマートスピーカーという事が分かりました。
音楽をよく聞く方は、要チェックのスマートスピーカーになりそうです。
iPadをハンズフリーで操作できる。
今までも似たようなことは出来ましたが、iPadとHomePodを連動させることで、より手軽にiPadも使えそうです。